• 弁護士 中野 雅也

相続が発生しました。遺産分割調停はどのように進むのでしょうか?【遺産分割調停の進行】

最終更新: 10月26日


2020.2.2

飯田橋法律事務所

弁護士中野雅也


相続が発生しました。遺産分割調停はどのように進むのでしょうか。


【お困りの内容】

・相続が発生したが相続人間で話が進まないので弁護士に相談したい。

・相談時に集めておくべき資料はあるか。

・遺産分割調停の進め方はどのようなものか。


【相談の一例】

 相続が発生しましたが、相続人間で意見の対立が激しく交渉が暗礁に乗り上げました。月日ばかりが過ぎていきます。弁護士に遺産分割の交渉や調停を依頼しようと考えています。まずは、一般的な遺産分割調停の進め方を教えてください。また、弁護士に相談する際にもっていくと良い資料はありますか。


【回答】

 遺産分割調停においては、被相続人の遺産に関する事柄だけではなく、民事訴訟で解決を図るべき事柄や、法律の問題ではなく道徳的又は感情的な事柄まで、様々な事柄が主張されることがあります。

 そこで、遺産分割調停においては、家庭裁判所及び調停委員は、本記事の末尾で引用する家庭裁判所が作成した「遺産分割調停の進め方」を念頭に置き、段階的に審理を進めていきます。

 弁護士も「遺産分割調停の進め方」を念頭に置いております。したがって、相談者様が、弁護士に相談する際にも「遺産分割調停の進め方」を参照しておくと弁護士の考え方がよく理解でき効率的に相談できると考えます。


(遺産分割調停の進め方の概要。順番に進めていきます。)
⑴ 相続人の範囲を確定(誰が相続人であるかを確認する)
⑵ 遺産の範囲を確定(基本的に被相続人が亡くなった時点の財産で現在も存在する財産)
⑶ 遺産の評価(不動産などの評価額を合意。合意できない場合は鑑定(費用が必要))
⑷ 相続人の取得額を確定(法定相続分に従って取得額を決定。特別受益や寄与分があれば修正。)
⑸ 遺産の分割方法を確定(現物で分ける。現物を分けて差額を金員で調整。現物を売却して金員で分けるなど。)

(ご相談時にお持ちいただくとよい資料)
ア 遺言書があれば遺言書のコピー
イ 戸籍謄本(被相続人が生まれてからの死亡までの戸籍謄本)
ウ 被相続人の不動産の所有を明らかにする固定資産評価証明書など
エ 預金の額を明らかにする残高証明書、預金通帳
オ 被相続人が金融機関等から受け取った封書・ハガキ
カ 被相続人が生前にした金銭消費貸借契約書等の契約書
キ 保険証書など

市町村が発行する戸籍謄本や金融機関が発行する残高証明書を収集するのは手間がかかります。弁護士に取り寄せを依頼することもできます。関係資料の取り寄せからお任せください。


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TEL 03-5946-8070 FAX 03-5946-8071

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【東京家庭裁判所家事第5部の「遺産分割の進め方」】

http://www.courts.go.jp/tokyo-f/vcms_lf/isanbunkatu_no_susumekata.pdf

以上





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